科学技術映像祭は、優れた科学技術映像を選奨することで科学技術への関心を喚起するとともに、その普及と向上をはかり、社会一般の科学技術教養の向上に資する ことを目的とした映像祭。
第61回目を迎える今年は、「自然・くらし部門」「研究・技術開発部門」「教育・教養部門」の3部門に対し、 製作者、企画者(スポンサー)、テレビ局、および学術研究機関など、計35機関から52作品(2019年1月1日から2020年1月24日までに完成または放映された作品)が出品され選定されました。選定された作品には、内閣総理大臣賞(1作品)、文部科学大臣賞(3作品)、部門優秀賞(6作品)、特別奨励賞(1作品)、つくば科学万博記念 財団理事長賞(1作品) 、新技術振興渡辺記念会理事長賞(1作品) 、科学技術館館長賞(1作品)が製作者ならびに企画者に贈呈されます。
はこだてみらい館では4月に映像祭を行い多くの方にご来場いただきましたが、「ぜひ改めて上映してほしい」という声を数多くいただいておりました。
そこで今回、はこだて国際科学祭の会期に合わせた、リバイバル上映会&作品のオンライン配信を行います!
館内では今年の科学祭のテーマである「健康」に関する3作品を、大画面・フルハイビジョンでお楽しみいただけます。
また、感染症予防の観点から来館が難しいお客様には、このページから2作品をお楽しみいただくことができます。
ぜひこの機会に、科学にふれてみませんか?
※新型コロナウィルス対策として、シアター内の座席の間隔を空けるとともに、作品の入れ替え時には座席消毒を行います。お客様にはご理解とご協力をお願いいたします。
※お席のご予約は8月1日より開始させていただきます。
※オンライン上映の映像2作品は、8/22より公開いたします。
上映作品
「ダイオウイカ大解剖 巨大生物 進化の謎」(50分)〈部門優秀賞:教育・教養部門〉
株式会社ツードッグ
作品は日本の海域で幻の巨大生物「ダイオウイカ」を探すことから始まる。沖縄での目撃情報を手掛
かりに、頭足類研究第一人者・国立科学博物館・窪寺博士と共に生息範囲を絞り込んでいく。日本海
に目撃情報が多数あることから富山湾で巨大生物との遭遇を待つ。5年に及ぶ期間を費やし、遂にダ
イオウイカを発見。手で触れる距離での撮影に成功。さらに生態の謎を解明すべく三重大学病院・成
島教授率いる医学研究チームとダイオウイカの解剖を実施。その模様を世界で初めて撮影。未知の生
物に秘められた謎に挑む。
上映日・時間
8/22(土),25(火),28(金)
①11:00- ②15:00- ③19:00-
「映像’19 未来医学者 世界初”iPS心筋”の10年」(50分)〈部門優秀賞:研究・技術開発部門〉
毎日放送株式会社
MBSは、筋芽細胞シート治療1例目の男性患者の取材を単独取材。この治療が成功した直後、澤教
授と山中教授との共同研究が始まった。心筋シートは、ほかの疾患より患者の体内に入るiPS細胞
の数が桁外れに多く、副作用を懸念する声もある。番組では約10年前、共同研究を始めた2人が当
時、想定していた再生医療の未来図と、研究を重ねたうえで見えてきた現実、課題、そして新たなる
展望とこれからの再生医療のあるべき姿を伝える。
上映日・時間
29(土)
①11:00- ②15:00- ③19:00-
「ガリレオX 科学における仮説とは何か 仮説が世界を前へと進める」(25分)〈部門優秀賞:教育・教養部門〉
ワック株式会社
仮説とは「その真偽をともかくとして何らかの現象や法則性を説明するのに役立つ命題」とされてい
る。文明の誕生以来、私たちは見上げてきた星空の動きや生命の起源など、世界の不思議を読み解こ
うと思索を重ねてきた。そして 19 世紀を過ぎて漸く、データを集め、仮説を立て、予測をし、実験
や観察によってそれを確かめるという「科学的な」研究方法を手になじませたことで、科学は目覚ま
しい進歩を遂げることになる。歴史を紐解きながら、今注目される最新の仮説を紹介し、科学におけ
る仮説とは何かについて考える。
上映日・時間
8/24(月),27(木),30(日)
①11:00- ②15:00- ③19:00-