科学技術映像祭は、優れた科学技術映像を選奨することで科学技術への関心を喚起するとともに
その普及と向上をはかり、社会一般の科学技術教養の向上に資することを目的として昭和35(1960)年より開催し
今回、第62回を迎えました。科学技術映像祭 (jsf.or.jp)
はこだてみらい館では、この映像祭で選定された全13作品を3期に分けて上映いたします。
【はこだてみらい館 科学技術映像祭】
第一期 2021年6月1日~28日
第二期 2021年8月23日~28日
第三期 2021年11月(予定)
製作:株式会社アイカム
企画・委託:全国納豆協同組合連合会
【製作スタッフ】
製 作:武田 純一郎・長谷川 高久
脚 本:川村 智子
演 出:川村 智子
撮 影:武田 温、林正 浩
研究者:梅原 温
音 楽:宮川 進
上映時間:映画・ビデオ 16 分
製作意図:
一般に、広く感じられている納豆の健康効果ですが、食中毒を起こすような有害菌を抑制したり、乳酸菌など有用菌の成長を助けたりする、納豆菌の健康効果を、一般の方々により実感してもらえる映像化をめざしました。
身近だけどあまり知られていない、納豆菌の生命力自体を描くことで、縄文時代以来の日本の食文化として「納豆」の力強い健康イメージを印象付けられたのではないかと思います。
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シノプシス
大豆と納豆菌、いのちといのちが出会った時、納豆が生まれる。納豆をかき混ぜると出てくるネバネバ。顕微鏡で見ると、休眠状態の芽胞が見える。適度な環境になると、発芽して、納豆菌は分裂もせずに伸び広がる。納豆菌が描き出すふしぎな文様。その素早い成長には、増殖の速い大腸菌も及ばない。環境が変われば、再び芽胞化する、環境変化に対応して生き延びる納豆菌のたくましさ。過酸化水素のある環境で伸び悩む乳酸菌も納豆菌の培養エキスで元気を取り戻す。はるかな昔から、納豆は日本人の健康を支えてきた。(第62回科学技術映像祭 「受賞作品概要」より転載)