科学技術映像祭は、優れた科学技術映像を選奨することで科学技術への関心を喚起するとともに
その普及と向上をはかり、社会一般の科学技術教養の向上に資することを目的として昭和35(1960)年より開催し
今回、第62回を迎えました。科学技術映像祭 (jsf.or.jp)
はこだてみらい館では、この映像祭で選定された全13作品を3期に分けて上映いたします。
【はこだてみらい館 科学技術映像祭】
第一期 2021年6月1日~28日
第二期 2021年8月23日~28日
第三期 2021年11月(予定)
製作:ワック株式会社
【製作スタッフ】
製 作:太田 洋昭
脚 本:森田 昌也
演 出:森田 昌也
撮 影:松本 直幸
研究者:田中 博人(東京工業大学)、星 光(宇宙航空研究開発機構)、
内藤 昌信(物質・材料研究機構)、中田 敏是(千葉大学)
上映時間:テレビ番組 25 分
製作意図:
500 年以上前にレオナルド・ダ・ヴィンチは鳥を観察し、空を飛ぶ装置を考えたと言われています。その 400 年後、ライト兄弟が飛行機を完成させました。このような新しい技術を開発するために生物からヒントを得るという方法は古来より用いられてきました。そして近年では、電子顕微鏡やハイスピードカメラなどで、生物の特長をより詳しく観察できるようになってきたそうです。研究者の視点からは、身近な生物は何億年という進化の中で最適解を導き出した“お手本”となる存在だということを伝えたいと考えました。
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シノプシス:
地球には水中で生活する生物や空を自在に飛びまわる生物など、私たち人間には到底真似できない機能や形状を持つ生物が数多く存在している。そのような生物の優れた特徴を学び・模倣することで技術へと応用するのが「バイオミメティクス(生物模倣)」という研究分野だ。バイオミメティクスは、これまでに工業や医療を始め、身近な様々な場所に活用されてきた。そして現在、観測技術と製造技術が向上したことで、「ペンギン」「マンボウ」「ハリセンボン」「蚊」から新たな技術が開発されようとしていた。(第62回科学技術映像祭 「受賞作品概要」より転載)