科学技術映像祭は、優れた科学技術映像を選奨することで科学技術への関心を喚起するとともに
その普及と向上をはかり、社会一般の科学技術教養の向上に資することを目的として昭和35(1960)年より開催し
今回、第62回を迎えました。科学技術映像祭 (jsf.or.jp)
はこだてみらい館では、この映像祭で選定された全13作品を3期に分けて上映いたします。
本イベントは、はこだて国際科学祭とのタイアップ企画です。
【はこだてみらい館 科学技術映像祭】
第一期 2021年6月1日~28日
第二期 2021年8月23日~28日
第三期 2021年11月(予定)
製作:株式会社 熊本放送
企画・委託:公益財団法人 民間放送教育協会
【製作スタッフ】
製作:北山 周平
演出:中村 壮太郎
撮影:岩永 雅人
上映時間:テレビ番組 26 分
製作意図:
水俣の海の歴史を語る上で避けて通れないのが公害で苦しんできた「過去」です。水俣の海を題材にしたドキュメンタリーは数多くありますが「過去」にのみスポットが当たっているものが多い様な気がします。では「現在」や「未来」はどうなっているのか―。森下さんからヒメタツの繁殖シーンを見せていただいた際、このシーンを通してそれを伝えることができるのでは、と思ったのが企画のきっかけです。番組では海中の映像をたくさん盛り込みました。少しでも水俣の海に対するイメージにプラスになれば幸いです。
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シノプシス:
熊本県水俣市に広がる「不知火海」。かつて公害により生態系を破壊された歴史を持つ海だ。今、この海に全国のダイバーが潜りにきている。きっかけを作ったのは水俣在住のダイバー森下誠さん。水俣の海が持つマイナスイメージを払拭するため、ある珍しい生き物の生態を通して魅力を発信している。その生き物は国内で 116 年ぶりに確認された新種のタツノオトシゴ「ヒメタツ」。繁殖シーズンになると神秘的な生命誕生の瞬間を見ることができる。「死の海」とまで呼ばれた水俣の海で繰り広げられる生命の営みに迫った(第62回科学技術映像祭 「受賞作品概要」より転載)